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水かけ(中級)

原産地(生息地)は


植物の植生、種類、大きさ、置き場所等によって、水の与え方が違います。
もともと植物がどういう所で生まれたか、育っていたかを知る事が大切です。

植物は、水が好きなものから、嫌いなものまでいろいろとあります。
上の図では、水生植物を大別にして5段階に分けてみました。

@表土が乾く前に水を与える シダ類、苔類
A表土が乾き始めたら与える 草花、宿根草、球根等観葉植
B表土が乾いてきたら  観葉植物、草花、自生蘭
C表土が白っぽくなり始めたら与える 着生蘭、多肉植物
D表土が乾いたら与える サボテン

水かけの基本


植物を買ってきたら、文献を見るか経験者に聞いて植物の特徴を知り、丁寧に観察をしながら、水をほしがるのを待って与えましょう。
後は、その周期で行い夏の水かけは早めに、冬の水かけは暖かい日の午前中に与えましょう。

水やり方法の種類

ジョロ散水法 分解解説は こちらから 見ることが出来ます。
ジョロやホースにジョロ先を付け植物の頭上からシャワーで水やりで大量の植物や屋外の毎日の水やりに適していて一般的な与え方。
腰水法 分解解説は こちらから 見ることが出来ます。
大きめのタライなどに水を植物高の半分水位の溜め水の中に5〜10分間浸けたっぷり水分を与えることが出来ます。植物が乾いたときの初心者向きです。
霧吹き散布法 
空気が乾燥しすぎたときや夜露代わりに葉の表面が湿る程度霧吹き器で散布します。細かい種子の水やりや夜露が必要な植物に使います。
葉面散布法
一見、ホース散水に見えますが、葉だけ湿らせて土にはほとんど与えない水かけ法で夏の体温低下や若干の水分補給に使い、プロ級になってご利用下さい。

1回の水かけ量は

植物には鉢底よりポトポトと出てくるくらい多めに与えます。
裏技
中級やプロ級に上達ちされたら半分の量を与えたり3分の1の量を与えたりを品種格差や天候季節に応じて与えます。

水かけの間隔(ベストタイミング)は

植物の種類や特徴によって異なります。そこで鉢の表土を指で触ってみて湿り気を感じなくなった時が与え時で、表土が白く乾いてから与えると遅い場合もあります。
乾き過ぎたときはたっぷり与えたいので腰水法で与えたり1日に2回続けて与えたりして、いつもの水かけより回数も量も多く与えます。

上手な水のかけかた

植物によって、水を欲しがる時期が違うので丁寧な観察で土や植物の表情で与えると良いです。
昔から「水かけ三年」といって、ある程度上手に与えられるまでは、植物の特徴や、生育環境など、いろいろ勉強しながら管理をしましょう。

私も40年近く水かけをしていますが今でも失敗の連続でまだまだです。

昨日かけておけば良かったのにとか、朝かけておけば良かったなど乾かしてしまうことや、今日はかけなくてもよかったのにと多く与えてしまうことの毎日で迷ってばかりなのです、いつも植物と対話しながら上手に与えられるようにしましょう。

季節に応じた与え方

一般的に、夏は、水かけの回数が増え、冬は回数が減ったり与えなくなったりします。また、外に置いた場合で風に当ったり、晴れた日の時にはよく乾きますので特に多く与える工夫も必要です。

長期の外出の時には

大きな受け皿に1〜2cm溜るようにして植木鉢を浸けて出かけたり、ペットボトル給水器等を使って徐々に水が出てくるよう工夫して出かけて下さい。
室内に置いて出かけるときには扇風機を天井に向け弱運転して空気を対流させてください。

植物の種類が違う時

水かけを与えたり、与えなかったり少なめに与えたり加減をします。
植物にあわせて土の混合を変たりして乾く具合に工夫して与えます。
また、組み合わせて与えることも良いでしょう。

上手な器具の選びかた

趣味の園芸と言われた時代には、とても良い道具や器具がありました。
水の性質に合わせた銅性のジョロやジョロ先があったりして、優しくふわっと水かけがあったりで、植物の成長に合わせて、道具を選んだそうです。
植物との相性のいい道具を選んでください。

参考文書
水かけ(初心者)
ジョロで水を与える(解説写真付)
腰水法で水を与える(初心者向け)
水かけのベストタイミング(講習版)
参考動画(Youtube)

水かけ(中級者)
特殊品の水かけ特別編


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