挿木時期と温度 ・ 植物の生育温度の時に挿木をする場合は適しています、植物の生育温度をよく調べて挿し木しましょう。 ・ 成育適温より低い時に挿木を行う場合は、ビニールシートや新聞紙・ホットカーペットなど上手に使って挿し木しましょう。 ・ 植物の生育温度より高い時に挿す場合は、水分の回数を多めに(葉面散布・葉面 潅水)して植物の体温を低くして挿し木しましょう。 ・ 観葉植物や室内植物は、5月〜9月位までが最適です。 ・ 常緑植木・花木コニファーなどは、9月が着がりやすいです。 ・ 落葉樹・果樹は、1月・2月の休眠期が着がりやすいです。 スクールの画像付きの説明はこちら挿木の手順を説明しています。 |
湿度・蒸散作用 ・ 挿木のときは、湿度は90%位と高い方がつがりやすいようです。 加湿器や噴霧器等を使って湿度を上げて下さい。 ・ 湿度を高く上げれない場合は、葉面の蒸散作用を押さえると効果があります。 (植物は、葉の裏面に気孔を沢山持っていますので、 表葉面を油分のような物とか水分で、蒸散しにくいように散布します。ミスト室) 水分 ・湿度を上げていれば用土の水分は多めになっていますので、水やりのタイミングは、表土が乾かないように散水します。 ・ 植物の根が出ていませんので特に優しく柔らかい水をしずかに注意して与えて下さい。 挿木用土の注意 ・ 用土選択には十分注意して選んで下さい。 ・ 植え込み用土より幾分目の粒が細かい用土で作ります。 特に、植物が挿し難いような用土は避けて、保水性の良いよう配合にして下さい。 ・ 用土の中に栄養分(肥料)が多いと、その栄養分を植物が吸収して根の出てくるのが遅くなったり、直ぐ枯れてしまうことあります注意しましょう。 |
挿木にむいている用土の種類 調整ピートモス・鹿沼土・ぼら石(小粒)・川砂・赤玉土(小粒)桐生砂・バーミキュウライト・パーライト・ビーエスライトフヨウライト・ネニサンソ・軽石・焼きもみがら・挿し木専用混合土など 挿木専用の混合土の作り方 調整ピートモス 30% バーミキュライト 8% 鹿沼土 13% ぼら石(小粒) 20% 赤玉土(小粒) 15% ビーエスライト 8% 焼きもみがら 5% マグアンプK(肥料) 1% を少し水分を与えてよく混合して、植木鉢に優しく入れて水を掛けてから挿木をします。 注意!! マグアンプKは肥料ですが、水に溶けにくく根から出てくる水分にとけやすいように、作ってありますので、発根初期の養分補給に適していますのでお勧めします。 |
発根促進ホルモン ・水分を吸い上げる作用と、根を出そうとする作用があります。 葉で炭酸同化作用をして、発根を促すために茎を伝って降り、茎の基部に養分(発根促進ホルモン)がたまり、木質化(カルス)します。 後にその部分に根が出てきますので、それを補う意味で発根促進ホルモンを直接塗布したり、給水させて、根が出てくるのを補います。 ・市販されています発根促進ホルモンはいろんなタイプがありますので着がり難い時に使ってください。 |
挿木方法 ・ 間葉茎挿し(大半の植物がこの方法で挿し木します。) 枝と枝のあいだの1節から2節を1本にし、3本から4本を1組にして1鉢に挿木をします。 ・ 天葉茎挿し(大半の植物がこの方法で挿し木します。) 天葉(頂葉)より3節から4節下の部分から切り、それを3本から4本 を1組にして1鉢に挿木をします。 ・ 葉丙挿し(セントポーリア・カランコエ・金の成る木等多肉植物等) 葉の付け根部分(葉丙)を1cm〜4cm位残して切2cm〜3cm位差し込んで挿し木します。 ・ 葉挿し(茎根系ベゴニア・レックスボゴニア・ペペロミア) 一枚の葉を、葉脈を中心に数枚に剃刀のような物できり、基部を2cm〜3cm位差し込んで挿し木します。 ・ 茎根挿し(コルジリネ・竹・笹・シノブやシダ類など) 土の中の根元付近に茎状の物ができています、その部分を3cm〜4cm位切って半分埋め込むようにして挿し木します。 ・ 特殊挿し(大輪菊・小菊等) 挿木穂を取るための挿木を前もって太い穂を選んで挿し木します。 (冬至のころに根元より大きな新芽が出てきます。それを一度挿木をしてピンチをして、出てきた新芽の天葉を切って挿木をします。) |
病気・害虫の防除 ・ きれいな花には、虫が寄ってきたり、病気になりやすいことがあります。 だけど、薬はできるだけ使いたくありませんので何かよい方法は?と質問も多いのです。 そんな方法があるかと思いつつ色々試したり、近くの無農薬野菜作りをしている農家さんに教えてもらったり、試したことを少し書いてみます。 ・ 植物そのものを健康に丈夫に育てることが一番大切です。 そのために土作り・肥料管理・水管理・生育環境管理・等はもちろん、今お勧めは植物活性剤の投与で成育を健康に作ることを考えています。 動植物を原料に使って酵素(原料を醗酵させるもの)や微量要素など入っている物を選んで、原料も自然素材使用を選びましょう。 自然素材を使った植物活性剤・防虫剤 ・ キラウエア液 ・竹作酢 ・木作酢 ・にんにく原液、粉末 ・ 醗酵酒(焼酎)・漢方薬 ・ビタナール ・メネデール ・ デカエース ・HB101 ・強酸性水 ・強アルカリ水 ・ 微生物(酵素菌)・脱皮阻害剤 農薬散布時の注意 ・ どうしても農薬を使用しなければいけない場合は、薄めかたを間違えないようにし、説明書に表記してある薄めかたより薄くしてください。 温度・風・服装・マスク等準備を必ずして散布して下さい。 ・ 噴霧器など使った器具は、すぐに十分水洗いをして、特に、子供の手の届かない場所に保管して下さい。 ・ 農薬散布後は、手・足・顔など露出部分は石鹸で良く水洗いをし、うがいもしっかりして、その日の飲酒はできるだけ避けましょう。 ・ 取扱説明書には、よく読んで注意を守って下さい。 |